第6回(2013年度)学会賞表彰式が行われました。

10月30日(水)、第6回学会賞表彰式および報告が開催されました。 表彰式は、慶應義塾大学三田キャンパス北館ホールにて開催された「日本ヘルスサポート学会第8回学術集会」にて行われました。

◆ 日本ヘルスサポート学会賞の趣旨

本賞には、研究者が行った研究成果を顕彰する研究部門賞と実践家が行った継続的な実践活動による成果を顕彰する実践活動部門賞の二部門があります。

・実践活動部門賞

ヘルスサポートに関する実践活動は今後増大し、多くの革新によって従来にない価値の提供が期待されています。この賞の目的は、実践活動の意義を学問的に分析し、その意義を明確化することにより、継続的実践的事業モデルの構築に寄与することです。実践活動の主体は、官公署・民間または営利・非営利を問いません。応募(自薦・他薦)があった実践活動を選考対象とします。

・研究部門賞

ヘルスサポート学は生成途上にあります。この賞の目的は、研究成果を顕彰することを通して、研究の方向性・着眼点を明示することにより、学術研究の発展に寄与することです。本学会が刊行するAsian Pacific Journal of Disease Management誌に掲載された論文を選考対象とします。

◆ 第6回受賞者

今回は、すべて実践活動部門からの受賞となりました。(研究部門は該当者なし)

受賞者 受賞対象となった実践活動
ライオン株式会社 健康経営的観点にもとづく、従業員に対する全社的健康指針の展開

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(左から)川端康嗣氏(ライオン株式会社)、田中滋学会理事長、西埜植規秀氏(ライオン株式会社)

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受賞者 受賞対象となった実践活動
社団法人 慈恵会 「従業員の健康度」と「業績の向上」を同時に達成することを目的とした取り組み
の展開

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(左から)木村孝氏・丹野智宙氏(社団法人慈恵会)、田中滋学会理事長

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受賞者 受賞対象となった実践活動
鶴岡市からだ館がん情報ステー
ション
市民・患者のがん予防から終末期に至る自己決定を支援する地域協働事業の展開:
地域住民の情報ニーズに適合したコミュニケーション活動

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左から)齊藤彩氏・日下部ゆき氏・秋山美紀氏(からだ館がん情報ステーション)田中滋学会理事長
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◆ 選考委員会

委員長 田中滋(慶應義塾大学大学院経営管理研究科教授・当学会理事長)
委員 嶋森好子(公益社団法人東京都看護協会会長)
委員 椎名正樹(元健康保険組合連合会理事)
委員 辻哲夫(東京大学高齢社会総合研究機構教授)
委員 松田晋哉(産業医科大学公衆衛生学教室教授・当学会副理事長)
委員 森山美知子(広島大学大学院保健学研究科保健学専攻看護開発科学講座教授・当学会理事)